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2020年度 全上場企業「不適切な会計・経理の開示企業」調査【帝国データバンク】


2021/04/23 11:26
カテゴリ:経営・経済動向

2020年度に「不適切な会計・経理」(以下、不適切会計)を開示した上場企業は48社(前年度比35.1%減)、総数は50件(同35.9%減)だった。集計を開始した2008年度以降、2019年度は過去最多の74社、78件だったが、2020年度はそれぞれ3割超下回った。社数は2016年度以来、4年ぶりに40社台にとどまった。
2020年4月、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令され、企業だけでなく、業績や財務内容などが適正かチェックする公認会計士も在宅勤務が増え、監査業務に遅れが生じた。2020年度の社数、件数はいずれも大幅に減少したが、コンプライアンス(法令順守)、コーポレートガバナンス(企業統治)の観点から、不適切会計のチェックに向けた業務フローの確認も必要となりそうだ。


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