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労政審部会がAI等の普及に伴う働き方の変化と対応課題についての報告書を公表【労働政策審議会】


2019/06/27 10:10
カテゴリ:経営・経済動向

労働政策審議会の労働政策基本部会は6月27日、AI等の技術革新の動向と労働への影響をテーマに据えて議論を進めてきた結果を取りまとめた報告書を公表しました。
「働く人がAI等の新技術を主体的に活かし、豊かな将来を実現するために」という副題が付された報告書では、①質の高い労働の実現のためのAI等の活用、②AI等の普及により求められる働き方の変化、③働く現場でAI等が適切に活用されるための課題という3章立てで議論結果を整理。このうち②の働き方の変化に関しては、AI等の活用によって業務内容が変化していく中で、重要と考えられるスキル等について労使間の認識に違いが見られる点を指摘。過去のME化、IT化などの新技術導入期の先例を踏まえ、複雑で高度な業務を代替し得るAI等を導入する方針を決定する際には、導入による賃金等の労働条件や労働環境の改善、教育訓練など、労働者にとって必要な取り組みを労使間でコミュニケーションを図りながら進めていくことが重要としています。また、AI等の導入が経営戦略部門主導で行われる例も見られる中、AI等に業務が代替される労働者への対応が重要となるため、導入が具体的に進む段階では人事労務部門の関与が求められることに留意すべきと指摘。同時に、いわゆるHRTechの技術の活用や各部門でのAI等導入に適切に対応するため、人事労務部門で働く人のAIリテラシーを高めていくことも求められるとしています。


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