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中小企業経営者への法務実務アドバイス(第11回)

〜契約社員を契約期間中途で解雇!契約残期間の賃金は?〜


事例概要
社会保険労務士からのアドバイス 税理士からのアドバイス
弁護士からのアドバイス ファイナンシャルプランナーからのアドバイス


ファイナンシャルプランナーからのアドバイス
FPとして本件にどう取り組むべきか簡単にご説明します。
本件は、きわめて法律的な事例なので弁護士、社会保険労務士の領域ですが、法人FPとして、予測可能なリスクに対し、リスクのコントロール方法は、アドバイスできます。

企業経営のリスクマネジメントの観点からも、このような法的リスクは、回避・軽減しなければなりません。 昨今のセクハラ、解雇など社内管理に関して発生する人事労務諸問題は、法律違反に基づく損害賠償などの訴訟リスクを発生させ、また反社会的行為は、企業イメージなどに悪影響を与えます。
企業経営者は、企業経営に関するあらゆるリスクに対し、最小費用で危機発生の損失を最小限にくいとめることを求められており、避けて通れない問題です。

そこで二度と同じ問題が起きないために、本件のリスクを認識し、内容を分析評価し、リスクの回避・軽減・分散を検討すると、どのようなことになっていたのか考えてみましょう。

1、正社員、契約社員の処遇問題
N社長あるいはE社の採用担当者は、面接・採用の過程で、会社の経営方針、正社員と契約社員との違い、契約社員の期待される役割などについて、十分に説明していますか。
また、部門長に対して、正社員と契約社員の処遇の違いなどを理解させ、その対応も徹底させていますか。
また、契約社員Sは、採用時にどのように業務遂行に努めるべきかを納得していましたか。

2、契約社員Sは、マイペース、協調性なし、部門内で孤立
N社長は、正社員、契約社員にかかわらず、解雇に対しどういう認識を持っていましたか。
期待どおりに働かない社員をなぜ採用したのですか。
また、なぜ、そういった社員を期待できる社員に育てようとしないのですか。
解雇予告をする前にどれだけSと話をしましたか
・ Sの不平不満は何ですか、がんばっても正社員になれないという理由だけでそういう態度をとっているのですか
・ 会社はなんら改善を検討しないのですか、Sの問題(マイペースなど)は全く解決できませんか
・ Sの不平不満はS以外の契約社員も共通の認識ですか、部門長は何のためにいるのですか、このような場合に部門長は何をすべきですか。

3、リスクの発生(雇用問題、処遇問題、解雇問題など)の回避策を検討してみましょう。また、リスク発生が防げなかった場合の対処は、法律的に防衛されるべき処置をとるようにしましょう。 


社会保険労務士の実務家集団・全国SRアップ21(理事長 岩城 猪一郎)が行う事業のひとつにSRネットサポートシステムがあります。
SRネットは、それぞれの専門家の独立性を尊重しながら、社会保険労務士、弁護士、税理士、ファイナンシャルプランナーが協力体制のもと培った業務ノウハウと経験を駆使して依頼者を強力にサポートする総合コンサルタントグループです。
SRネットは、現在29都道府県に支部を有し、これからの全国展開に向けて活動中です。
SRネット栃木  会長 石下 正
本文執筆者 社会保険労務士 
弁護士
税 理 士
FP

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