企業のみなさまへ

労使トラブル診断
社内インディ制度コンサルティングサービス
社会貢献
unicef感謝状2008年
unicef感謝状2006年
unicef感謝状2005年
unicef感謝状2004年
メンバーズルーム
人事労務コラム・社長の部屋

中小企業経営者への法務実務アドバイス(第11回)

〜契約社員を契約期間中途で解雇!契約残期間の賃金は?〜


SRアップ21栃木 (執筆担当は文末) 


社会保険労務士からのアドバイス 税理士からのアドバイス
弁護士からのアドバイス ファイナンシャルプランナーからのアドバイス


事例概要
E社は、どちらかというとN社長のワンマン経営の会社です。 E社では、正社員と契約社員の雇用形態があり、保有能力や経歴、年齢を考慮して採用を行っています。
E社の実態を見てみますと、正社員も契約社員もさほど業務内容に違いはありません。
大きな違いは、正社員は月給制で退職金有、契約社員は年契約・年俸制で退職金なし、といったところです。
契約社員の場合は、年俸を16分の1したものを月給とし、残りを2回の賞与として支給しています。ほとんどの契約社員は契約更新を繰り返しており、8年間勤続している契約社員もいます。

N社長は、6ヶ月前に雇用した契約社員のSの仕事振りがずっと気になっていました。Sの経歴は輝かしいのですが、何かにつけてマイペースの業務遂行で協調性がなく、部門内で孤立しているようでした。Sにしてみれば、「E社でいくら頑張っても正社員にはなれない」と思っているようです。
N社長は、何度もSの部門長に指導するように言っていましたが、Sの態度は改善の兆しをみせません。ついに痺れを切らしたN社長は、Sに1ヵ月後の日を指定した解雇を言い渡しました。
Sは、「解雇は甘んじてお受けしましょう。ただし、残りの年俸はすべて支払ってもらいます。E社が契約違反だから当然です。支払わなければ、不当解雇の問題も含めて徹底的に争いますよ。」と言い放ちました。

E社の概要
創 業: 昭和63年  本社 宇都宮市 事業所数3ヵ所  
社員数: 122名(パートタイマー 3名) 
業 種: 業務用ソフトウエアの開発、特定労働者派遣事業  
経営者像:59歳、株式店頭公開を目指す野心家、総務部関連業務については、細かい指示を出すタイプ
(▲ページのトップへ)
事故発生の背景
急激に業績を伸ばしてきた会社にありがちな、「契約社員」の労務管理の甘さが浮き彫りになったケースといえます。
「契約社員ならば、企業本位の雇用」が達成できると安易に考え、本質的な契約社員とは何か、を正しく理解し、その能力を活用していないことがトラブル発生の一因といえるでしょう。
これまで反復継続して雇用される契約社員の処遇について、なんらの危機管理もなく、契約社員たちの不平・不満についても気にしていなかったようです。 「正社員ではないから簡単に解雇できるし、契約社員も長期雇用は希望していない」と思っていたのは、N社長だけだったのかもしれません。

経営者の反応
思ってもいなかった契約社員Sの言葉にN社長は動転してしまいました。 「なぜ、契約社員の年俸を保証しなければならないのだ。Sの勤務態度からして、1ヶ月前の解雇予告で十分だろう」とSの部門長に食ってかかる始末です。
やはりN社長は契約社員を「会社にとって都合よく使えるフロー型人材」と簡単に考えていたようです。 慌てたのは他の役員や管理職です。
「契約社員に労働組合でも作られたら大変だ」とE社の顧問税理士に相談に行きました。 幸いにも、E社の顧問税理士がSRネットの一員であったことから、仲間の力を借りて、この問題の解決と今後の指導にあたることになりました。
社会保険労務士からのアドバイス 税理士からのアドバイス
弁護士からのアドバイス ファイナンシャルプランナーからのアドバイス
社会保険労務士からのアドバイス 税理士からのアドバイス 弁護士からのアドバイス ファイナンシャルプランナーからのアドバイス

(▲ページのトップへ)


SRアップ21