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中小企業経営者への法務実務アドバイス(第10回)
〜会社の商品を横流しした社員の懲戒と今後の管理体制強化〜
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SRアップ21福島 (執筆担当は文末) |
| ■ 事例概要 |
H社は経営者であるO社長が若く、社員数も少ないことから、職場の雰囲気は、まるでサークル活動をしているような感じです。 同業他社との熾烈な競争に打ち勝てるように、店舗の造作や品揃えには操業当初から"こだわり"を持ち、接客についても他社との差別化を図るべく、O社長の発想がいたるところに活かされているようです。
ある日H社の経理担当社員からO社長に話がありました。 「はっきりはしませんが、携帯ストラップなどの小物の仕入れと売上がなんとなく合わないような気がします。」 さっそく調べてみると、たいした数ではないようですが(きちんとした帳簿になっていないため伝票から調べたようです)、毎月20〜30アイテムの商品の仕入れ数と売上数に誤差があるようです。
社員を疑いたくはなかったのですが、不正を見過ごすわけにもいかず、犯人探しを始めたところ、職場自体が険悪なムードになってきました。
1ヶ月のうちに数名の社員が退職し、残った社員のモチベーションも低下しています。 |
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| ■ H社の概要 |
創 業: 平成12年 本社 郡山市 事業所数1ヵ所
社員数: 23名(パートタイマー 3名)
業種: 携帯電話、関連機器、装飾品の販売
経営者像:36歳、学生時代から飲食店等の経営に携わっていた。34歳でH社を興す。営業中心で管理業務は不得意なタイプ。 |
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| ■ 事故発生の背景 |
O社長はその運動会系のノリで、社員をうまくまとめていました。 その結果、会社というよりは仲良しグループの傾向が強くなってしまい、職場に必要な厳しさがありませんでした。
また、今回の事件で社長に対する不満、社員同士に疑心が発生し、職場の雰囲気が気まずいものになってしまいました。 果たして犯人探しをして良かったのかどうか、犯人が見つかった場合に「どう対処するのか」など、O社長は考えていなかったようです。 |
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| ■ 経営者の反応 |
単に商品盗難の事実を社員たちに告げて、「犯人は申し出るように」という言葉で終わったために、社員たちに動揺が走りました。 社内でひそひそ話が増え、活気が消滅してしまったような感じです。
このような雰囲気に絶えられず、営業マンや受付けの女子社員が次々と辞めていきました。 O社長は、これ以上人材が流出するのをなんとか防止しなければなりません。
弁護士に相談すればよいのか、社会保険労務士に相談すればよいのか、迷っていたところに、SRネットのパンフレットが目に止まりました。 |
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